【レビュー】レダイグ10年
はい,こんにちは.とんです.
今回は,レダイグ10年を飲みます.
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レダイグは,トバモリー蒸留所が手掛けるシリーズてす.
トバモリー蒸留所は,スコットランドの西側,マル島にあります.
マル島というのは,スカイ島とジュラ島の間に位置しています.写真でよく見るカラフルな港が印象的です.
蒸留所の創業は1798年と古く,現在の所有はバーンスチュワート社です.
トバモリーの熟成は特徴的で,一部をマル島で,残りはアイラ島のブナハーブンの熟成庫と,スコットランド本土のディーンストンで行っているようです.なんだそれは…
これも複数の蒸留所を所有する会社ならではですね.
今回のレダイグ10年は,35ppmのヘビリーピーテッド麦芽を用いています.
香りからしてもう楽しみですよ…
色
濃いゴールド.グラスの涙は若いです.
アロマ
スモーキーでタバコ,チキンレッグ.あとからモルト,ウッディな樽香と続きます.ほんのり緑茶.
加水すると焦がしたパンのようです.
フレーバー
甘く,ピリッとしています.フルーティではないですが,麦芽由来の甘さを感じます.その後すぐにビター.ほんのり花のようで干し草.オーク.後からスモーキーさがやってきます.香りに反してスモーキーさは控えめです.
余韻は複雑に勢いよく変化します.
後味は長め.舌にまとわりつくクリーミーさと,口に広がるスモーキーさが混ざります.
評価
トバモリーらしい丸い甘さと,バランスの良いピート香が重なって,リッチなフレーバーです.
やはりどこかアイランズらしさを思わせるんですよね.ハイランドのどこにも属さないというか…
一本で様々に楽しめる秀逸なモルトだと思います.
★★★★★★★★★☆ 9点
それではまた.とんでした.
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