【レビュー】ボウモア26年 ヴィントナーズ トリロジー

 

 

 

今回は,麻屋商店さん(@asaya_chichibu)の量り売りで購入した,ボウモア26年 ヴィントナーズ トリロジー を飲みます.

麻屋商店さんの15ml詰め替えという新しい取り組み!ありがとうございます.

 

 

 

ボウモア蒸留所は,アイラ島の南岸に位置します.

現在もフロアモルティングを行っており,麦芽を賄っています.

スチルはストレートヘッド型で,大きさは初留約2万ℓと,普通~大きめです.

 

今回のボウモア26年 ヴィントナーズ トリロジーは,2017年頃からリリースされた,ヴィントナーズ(ワイン商)シリーズの1本です.

最初の13年はバーボンバレル,後の13年はフレンチオーク ワインパリック(ワイン樽)で熟成させています.

度数は48.7%です.

 

 

 

 

赤みがかった琥珀色

 

アロマ

赤ブドウ,トロピカルな甘さが広がります.スッキリめの赤ワイン,黒糖,グミの甘さが心地よいです.

ほのかに塩素感もあり,全体を焦げたようなピートスモークが覆います.

新車の革のような感じやフローラルさもあり,複雑かつスッキリです.

 

フレーバー

ベリー系の甘さから,トロピカルな甘さ,熟成感とピートスモークが続きます.

余韻は潮っぽさと石.穏やかなピートスモークが心地よく,ビターなワイン感と混ざります.ほんのりサルファですが,加水でサルファは無くなり,ビターでスモーキーな良さが出ます.

後味は長く,ビターな熟成感と穏やかなスモーキーさが続きます.

 

総括

少しの加水でも楽しめる,懐の深いモルトです.

トロピカルとワイン由来の甘さ,スモーキーさのバランスが丁度よく,安定して楽しめるモルトです.

サルファも少しあるので,苦手な方は注意です.