【テイスティング】ウイスキーエージェンシー リトルミル1989 29年
はい,こんにちは.とん(@peat494)です
今回は,麻屋商店さん(@asaya_chichibu)で購入した,ウイスキーエージェンシー リトルミル1989 29年を飲みます.
麻屋商店さんの詰め替えがすごい!いつもありがとうございます.
・シングルカスク
・ホグスヘッド熟成
・度数は49.3%
・1989年蒸留,2019年瓶詰
コメント
ウイスキーエージェンシー(whisky agency) ってなんぞ?といつも思うので,調べました.でも情報がマジでないボトラーズです.
(一部参考:https://www.musashiya-net.co.jp/products/list.php?category_id=1312)
ウイスキーエージェンシーとは
ドイツのボトラーです.
もともとリンブルグ・ウイスキーフェアという,ドイツのリンブルグ(リンバーグ:Limburg)でのフェスを主催していた人たちです.
このフェス,ウイスキー愛好家が集うようで,オフィシャルの他にもボトラーズやオールドが出揃うという,ウイスキーラバーズ名古屋のようなイベントです.2015年には2日間で6~7000人という規模.今はもっと多いでしょう.
その方たちがボトルを出したというわけです.樽を買って,自分たちが本当に飲みたいものをボトリングする.
また,ボトリングのお手伝いもする.そうしてウイスキーの輪を広げているのでしょう.
公式ウェブサイトを見ても全く情報がない.ほぼ空白.これはウイスキーで語れということなのか...
そんなウイスキーエージェンシーですが,ラベルが印象的でとってもオシャレ.アーティストに依頼して作っているようです.私もそうですが,飲んだことなくてもこのラベルだけで覚えている人,多いと思います.SNS時代にこのラベルの映えは,狙ってるとしか思えません.
ウイスキーエージェンシーは,つまりフェスにルーツを持つボトラーです.
しかしボトルへのこだわりは強く,飲みたいボトルをボトリングし,ラベルにも力を入れる.
謎もありますが,リリースが楽しみなボトラーズです.
再びコメント
リトルミルって,=ロッホローモンドという図式が私の中で出来上がっているのですが,実は兄弟のような関係なんですよね.
閉鎖蒸留所のわりによく見かけます.それだけボトルというか樽があったんでしょうか.
よくダンボールのような感じ……と言われますが,私はダンボールを感じたことがなく,とても気になっています.たしかにペーパーな感じはするんですけど,ダンボールではないんだよな….
今回のリトルミルはスリーリバーズさんが輸入とのこと.
リトルミルをまじめにテイスティングするのは初めてです.
色
ゴールデン
アロマ
クリーム.フルーティでトロピカル.パパイヤ.トロピカルフルーツの種.昆布.どこか熟成感があり,渋さもある.常にプレーンな感じがして不思議.
加水でほんのりフローラルさと熟成感が立ち上がる.
フレーバー
フルーティー.その後,熟成感.モルティでクリーミー.
余韻はフルーツの種感.生のフルーツ.パイナップル.加水で無機質な感じになる.
総括
フルーティーかつ無機質な感じは,この蒸留所の特徴でしょうか.面白いです.無機質な感じというのがピッタリ.
このボトルはかなりフルーティーで良いですが,他は好き嫌いが分かれそうな印象もあります.リトルミルです.
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