『ウイスキーと2人の花嫁』あらすじと感想

映画『ウイスキーと2人の花嫁』(2018年公開).原題『Whisky Galore!』.

タイトル

 

めっちゃ面白かった.

 

 

あらすじ

第二次世界大戦中のスコットランド,トディー島.

ついにウイスキーの配給が止まってしまい,島民は ”渇き” のなかで無気力に生活していた.

それでも神は見捨てなかった.島の沖合いでアメリカ行きの貨物船が座礁.その中には,アメリカへ輸出するウイスキー5万ケースが積まれていた.

これ幸いとウイスキーを ”救出” する島民.そこへ関税消費税庁がやってくる.

島民と関税消費税庁との追いかけっこが始まる.

 

 

花嫁関係ない?

あらすじを見ると,花嫁とは?と思うかもしれませんが,ちゃんと出てきます

 

物語のもう一つの軸として結婚式があるのですが,

「結婚式を開催するためにはウイスキーがなくちゃ!」というパパと,

「なんとしても娘さんと結婚させてほしい!そのためにはウイスキーが必要.」という青年の思惑が,随所に絡んできます.

 

父の愛情と娘の幸せ,ここにウイスキーを積んだ船の座礁が絡み,話が進んでいきます.

 

 

実話に基づいた物語

この映画は,実際に1941年に起こった話を基にしています.

本作は、1941年に起きたSSポリティシャン号の海難事故をモデルに、イギリスの作家コンプトン・マッケンジーが書き下ろした小説を基に1949年に初めて映画化された。

5万ケース、約26万本のウイスキーを満載した貨物船がヘブリディーズ諸島で難破し、そのウイスキーを回収しようとする関税消費税庁と、それを引き揚げようとする島民の大騒動が描かれている。

映画「ウイスキーと2人の花嫁」オフィシャルサイトより引用)

こんな漫画みたいな話が実際にあったんですね(笑).

今でも島民が隠したウイスキーが見つかることがあるのだそうです.

 

 

 「安息日」の決まりが笑える

すぐにでもウイスキーを “救出” したい島民ですが,そううまくはいきません.

船が座礁していざ救出という日,その日は宗教の決まりで,何もしてはいけない「安息日」だったのです.

目の前に沈みゆくウイスキー船があるのに,何もできない.そんな “忍耐の日” を過ごす島民のもどかしい姿は,痛いほど伝わって笑えます.

 

 

島民のウイスキー隠しに注目

そんなとこにも隠すの?という島民の熱意(笑) がすごいです.

これはぜひ実際に見てほしいのですが,ウイスキーへの愛情が伝わってくるかのようです.

個人的には,死にそうなおじいちゃんが,朝から隠したウイスキーを飲み出す場面が好きです.

 

 

 

まとめ

やはり,ウイスキーは命の水だ!と思える方が見ると面白いと思います.

命の水で息を吹き返したように踊りだす島民,千鳥足になって肩を組む島民には,強い愛着を覚えます.

 

ウイスキーを飲んでここまでハッピーになれるなんて,なんて温かい光景なのだ.

ウイスキーを飲むたびに 毎回思い出してしまいそうです.そして幸せな気分のままウイスキーを頂くのです.

見て良かった.

 

ぜひぜひおすすめです.

 

映画公式サイト → http://www.synca.jp/whisky/

 

 

[amazon_link asins=’B07D4LNNVQ,B00P9WLLFC’ template=’ProductCarousel’ store=’whiskyton-22′ marketplace=’JP’ link_id=’bbcd392f-c465-11e8-9e1d-1b7021b7061c’]