【レビュー】『天使の分け前』あらすじと感想

映画『天使の分け前』(2013年公開).原題『The Angel’s Share』.

 

いや~良い映画でした.

 

あらすじ

イギリス,グラスゴー.

ロビーは,度重なるケンカの末,判決により社会奉仕を命じられる.

ある日,奉仕活動の上司であるハリーにウイスキーを一口もらったところ,意外な才能を開花させていく.

そんな折,幻の樽がみつかり,オークションに出されるという話を聞く.

ロビーたちはオークションを狙い,ひと稼ぎしようと試みる.

 

意外な話

意外にも話の軸は,ロビーの社会奉仕とその成長にある.

周りの人に助けられながら,人として,父親として成長していくロビー.

時折ワルの道に戻りそうにもなるけど,心強い芯の通った青年だ.

自分の過去に断固として対決する瞬間は,確固たる意志を感じる.

 

ウイスキーは随所に出てきて,話の重要なアクセントになっているのは間違いない.

ウイスキー好きにはお馴染みの銘柄も数多く出てくるので,見ていて面白い.

 

蒸溜所での撮影

撮影に使われた蒸留所が,クレジットに出ている.

主なものは以下だ,

  • グレンゴイン蒸留所
  • ディーンストン蒸留所
  • バルブレア蒸留所

 

マッシュタンや発酵槽,スチル,熟成庫など,ウイスキー造りの工程が一通り出てくる.

特にスチルからスピリットセーフにニューポットが出てくる場面は,成る程こういう風に造るのかと思う.

稼働している蒸溜所は美しく,実際に造ってみたくなってくる.

蒸溜所でのカットは,登場人物たちを動かすポイントにもなり,重要な場面だ.

 

「天使の分け前」

何度見ても秀逸なタイトル.見る人は二度も三度も納得するに違いない.

そもそも天使の分け前とは

ウイスキーを樽で熟成させるときに,年に数%ずつ蒸発していくこと.

これを「Angel’s share=天使の分け前」と呼んでいる.

 

素敵なタイトルがつけられたその意味は,見てのお楽しみだ.

 

まとめ

ウイスキー好きでもそうでなくても楽しめる映画『天使の分け前』.

ウイスキーにばかり目が行きがちだが,物語の背景はグラスゴーの貧困問題にあり,考えさせられる部分もある.

見て良かったと思える映画だ.ぜひおすすめしたい.

今夜はウイスキーを飲もう.

 

英語版Official site → http://www.ifcfilms.com/films/the-angels-share

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