【レビュー】ポートシャーロット アイラバーレイ

今回は,ウイスキーフェスでポートシャーロット アイラバーレイを飲みます.

右がアイラバーレイ.左は10年.

 

ポートシャーロット蒸留所は,アイラ島南西のインダール湾沿い,ポートシャーロット村にありました.かつての名前は「ロッホ・インダール蒸留所」と言います.長らく閉鎖されていましたが,2012年頃にブルックラディ蒸留所がブランドを復活させました.

 

アイラバーレイは,アイラ島産の大麦のみを用いて蒸留を行ったものです.スコットランド本土と違って厳しい気候のアイラ島では,育つ大麦もしっかりとしたタフなものになっており,それが味の違いになると言われています.大麦の品種はオックスブリッジとバブリカンです.

フェノール値は40ppmで2011年ビンテージ,度数は50%.熟成はファーストフィルのアメリカンウイスキー樽が75%,セカンドフィルのワイン樽(シラー,メルロー)が25%です.

 

 

薄い琥珀色.

アロマ

スモーキー.バーベキュー.しっかりした麦の香味を感じる.

 

フレーバー

スモーキー.麦の甘み.樽香は少なく,ピリッとしている.
余韻はスモーキーでドライ.

 

評価

確かに麦の香味を感じる.ライ麦のような,少しピリッとしているというか,アクがある感じがする.なめらかという感じではない.

実験的な一本と言える.今後もますます期待したい.

 

★★★★★★★★☆☆ 8点.

 

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