【自分流】生きづらさの克服に役立った本について

 

今回の記事では,私が生きづらさを克服するために役立った本について書きたいと思います.

何かの足しになれば.

 

私事

私は19~22歳のころ,死にたいなあと頻繁に思うようになっていました.

それは厭世観だったり,自己嫌悪だったり,他人からの攻撃だったりと.様々なところにきっかけを見つけては自己嫌悪を深め,死にたいと思うようになっていました.

 

つらさを乗り越えたきっかけは人それぞれ.私は本を読み漁ったことでした.

とくに自分と同年代の人間が出てくる本や,人間関係の本.

これらの本を読んで自分を客観視できたことから,徐々に自分を認められるようになっていきました.

自己肯定感を高めていったことが,生きづらさを脱するために重要だったと言えます.

 

今回は,私が生きづらさを脱するために役立った本について,書きたいと思います.

 

 

『罪と罰』/ドストエフスキー

 

 

 

文庫で500ページが2冊という長い本ですが,意外とあっという間に読める面白さがあります.

主人公ラスコーリニコフは,青年が抱える自意識を擬人化したような存在です.

ラスコーリニコフは考える学生で,自分は能力があり,能力がある人間は何をしても許される,と考えていますが,あるきっかけで殺人を犯してしまい,自分自身について考えることになる,というストーリーです.

 

『罪と罰』はストーリー自体も面白く,さらに悩める主人公は私と年代が近く,というより私のことを書いているのではないか?と思うほどに内面を書き出されます.

出版されたのは1866年で,つまり100何十年も前から青年の悩みなんてドストエフスキーによって書き出されていていたんだ,ということに驚かされました.

この本から私が得たことは

☆ 思い悩むのは自分だけではない

☆ 自分の内面をえぐられる経験

でした.

 

私はドストエフスキーにドはまりし,全作品を読んでしまいました.とくに『カラマーゾフの兄弟』『地下室の手記』もオススメなので是非.

 

 

『侏儒の言葉』/芥川龍之介


芥川龍之介は自分の内面を吐露する作品を否定していましたが,自殺の直前には自己を告白する作品を残しました.

この『侏儒の言葉』は芥川龍之介が思いつく題材について,つらつらと述べたアフォリズムです.芥川龍之介もドストエフスキーを読んでいました.

 

本書は個々の題材について芥川が所感を述べていきます.

たとえば【社交】の欄には

【社交】あらゆる社交はおのずから虚偽を必要とするものである.

【阿呆】の欄には

【阿呆】阿呆はいつも彼以外の人人を悉く阿呆と考えている.

【人生】の欄には

【人生】人生は狂人の主催に成ったオリムピック大会に似たものである.我我は人生と闘いながら,人生と闘うことを学ばねばならぬ.こう云うゲエムの莫迦々々しさに憤慨を禁じ得ないものはさっさと埒外に歩み去るが好い.

 

私には芥川龍之介ですらこう思っていたのか,と思わされると同時に,人生やそのほかの物事を捉えるための支えとなりました.

厭世観にとらわれていた時に,人生は狂人のオリンピック,もとから狂ってるんだよな,と思えたことは救いでした.

☆厭世観に基づく人生への気づきが得られる

 

ほかに『或る阿呆の一生』にも似た内容があり,オススメです.

 

 

『それから』/夏目漱石

 

こちらはドストエフスキーとうって変わって読みやすい.文庫も多数出ており入手しやすい.私は新潮文庫で読みました.

主人公の代助は働かず,親の金で生活しながら哲学的な思索にふける生活を送っています.そこへバリバリ働く同級生の平岡が現れ,代助をチクチクやり始めます.代助は思い切った行動に出るのですが…という話.

 

哲学的な思索と書いてしまいましたが,要は考えるだけで行動が伴っていない人間のこと.代助を見て平岡がこう言います(要約)

平岡「僕は社会に働きかけている.失敗もするが,働きかけたうえでの失敗だ.それを見て君は笑っている.笑うだけで何もしていない.僕と君,下等なのは僕だろう.だが僕は生きている.君はどうだ.」

 

こんなやり取りが展開されると,代助は私のような気がします.自室に引きこもって厭世観やニヒリズムに陥っていた私と,代助.

さらに代助が行動したところから人間関係も描き出され,三角関係やそれに付随する人々とも関わっていきます.

自分が動けば嫌いだった周りの人間も動き出す.

☆とりあえず動くことも重要なのではないか

と思うきっかけとなりました.その結果がどうなるかはいざしらず.

 

夏目漱石は『私の個人主義』『行人』『坑夫』もオススメです.興味があれば夏目漱石の生涯も知ると,なかなか大胆なので面白いです.

 

 

『自分の中に毒を持て』/岡本太郎

 

岡本太郎って太陽の塔を作った人ですが,実は著作もいっぱいあります.

なかでも『自分の中に毒を持て』は凄い本です.生への情熱にあふれている.

 

人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ.ぼくは逆に,積みへらすべきだと思う.

という書き出しから始まる文章は,1文1文が自己肯定になります.そうそういつしか動けなくなっているよね,こういう考え方もアリなのか,と気づかされる内容.私の生き方を変えた人は岡本太郎といえます.

そういえば最近だとあいみょんさんも岡本太郎が好きだとか.→ あいみょんと語る①PLAY TARO|太郎と遊ぶ、太郎で遊ぶ。…あいみょんと語る①PLAY TARO|太郎と遊ぶ、太郎で遊ぶ。…

 

岡本太郎の著書は,いまのダメな自分を認めること,自信なんてやれば出てくるからとりあえずやってみること,を説き,自己肯定感を高めるためにかなり寄与してくれました.

☆自分を積み減らすように,つねに新しく生きていく

☆自信がない自分でOK

 

岡本太郎の著作は『今日の芸術』『日本の伝統』もオススメです.日本的慣習をぶった切ってくれます.

 

 

『人を動かす』/デール・カーネギー

 

これは完全に人間関係のバイブルです.この一冊があれば人から嫌われることはそうそうない.

どう生きていけば他人から好かれるか,ということが書かれています.

例えば

  • 笑顔を忘れない
  • 誤りを指摘しない
  • 議論を避ける
  • メンツを潰さない

など.

 

私は人にひどい言葉を投げて関係を崩してしまったので,以来人と関わる自信がなくなっていました.

その原因もこの本に書いてあり,本の内容でいえば「穏やかに話す」「議論を避ける」ということができていなかったとわかりました.ダメなことしてたんですよね~.

 

この本と同一著者の『道は開ける』もオススメです.こちらは悩みを解決する方法について書いてあります.悩みの習慣を早期に断つ方法や,悩みに対処する方法,悩みなんて気の持ちようということが書かれています.

『人を動かす』と『道は開ける』の2冊があれば,他の自己啓発本はいらないと思います.

 

 

役立った本

私の場合はこんな感じでした.

自分以外の人がどう生きづらさを克服したのか,役立ったものがあれば知りたいなあと思っている今です.