【レビュー】ディスティラリーズコレクション アードモア1999 20年 ジョイントwithドランケンマスター
今回は,麻屋商店さん(@asaya_chihcibu)の量り売りで購入した,ディスティラリーズコレクション アードモア1999 20年 ジョイントwithドランケンマスター を飲みます.
麻屋商店さんの量り売りで出会えたボトルです.ありがとうございます.
アードモア蒸留所は,東ハイランドの内陸部にあります.
創業は1898年で,ちょうどブレンデッドウイスキーが盛んとなってきた頃です.
ハイランドながらスモーキーな味わいが魅力で,現在の所有はサントリーとなっています.
原酒の熟成にはラフロイグの樽を使っているとか.
ドランケンマスター(酔侠)は,2014年から活動する台湾のボトラーズです.
特徴あるラベルが目印のIrish2002 17年など,魅力的なボトルをリリースする台湾の注目ボトラーズです.
今回のディスティラリーズコレクション アードモア1999 20年 ジョイントwithドランケンマスターは,スコッチモルト販売さんとドランケンマスターとのジョイントボトルです.
バーボンバレル熟成,度数は53.5%です.
色
琥珀色
アロマ
バーボン樽由来の甘さと,控えめなモルティから始まります.トロピカル香が広がり,森林を感じる樹皮と混ざります.スッキリめのピートスモークが常に覆いますが控えめで,すすけた感じがあります.
経時変化でスモーク香が強くなり,加水でトロピカルさが前面に出てきます.
フレーバー
甘く,オークで,燻したモルティ.紙っぽさ.加水でスウィートさが強くなります.
余韻はすすけたスモークとスウィートさが混ざり合います.複雑で,どこか紙製品のようでもあります.フィニッシュはスッキリと死,再度スモークが抜けます.
後味は甘さが残り,長く続きます.
総括
絶妙なピートスモークと樽のマッチングが楽しめるウイスキーです.
また,加水が面白いウイスキーです.
長熟のアードモアに興味が出てきます.
似たチャートを持つウイスキー
アイラ島とハイランドのスモーク感は異なるものの,チャートは似ている.