スコットランド 旅の物語(土屋守,2000)レビュー

スコットランド 旅の物語(土屋守,2000)

本

ウイスキーライター土屋守氏による,スコットランドの話です.

 

紀行文が軸

スコットランド各地の紀行文を軸に,スコットランドの歴史,食事,人物を綴っていきます.

採り上げる土地はアイラ島,エジンバラ,アラン島です.人はロバート・バーンズ.

特にアラン蒸留所は当時できたばかりだったので,蒸留所以外に島の観光や成り立ちから詳しく書かれています.

 

スコットランドの食事

この本はスコットランドの食事を非常に詳しく採り上げており,一章を割いています.

中でもハギスやショートブレッドなどの名物料理から,スコッチ・ブロスやスモークド・サーモンのような地元料理まで網羅しています.

スコットランドで食べたい料理のガイドにもってこいです.

私はスコッチ・ブロス(スープ)やキッパーズ(ニシンの燻)が気になります.

 

アラン島探訪

蒸留所があることで知られるアラン島ですが,そもそもは観光地であり,保養地.スコットランド人の軽井沢みたいな感覚なのかもしれません.

そういうアラン島の蒸留所以外の日常が詳しく書かれている,稀有な一冊です.

観光名所であるブロディック城や,食べ物など.

さらに,アラン島の歴史を因果関係からわかりやすく書いており,理解が深まります.

 

おわりに

ウイスキーは控えめに,スコットランドの歴史や生活を知るには抜群の一冊です.

アイラ島やアラン島に実際に行きたくなり,料理も食べてみたくなります.

スコットランドの歴史や生活を,土屋守氏のわかりやすい解説で読める.とても良いです.

 

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