【レビュー】ポートエレン1981 19年

 

 

 

今回は,ウイスキーフェスにてポートエレン1981 19年(Cask No. 1549)を飲みます.

 

 

ポートエレン蒸留所は,アイラ島の南側にあります.

 

創業は1825年.ポットスチルを4基に増設するも,1983年に閉鎖されました.

現在,ディアジオ社が復活を計画しています.

ディアジオ社による蒸留所の復活計画は,ブローラ蒸留所でも進められています.

さらに,イアンマクロード・ディスティラーズ社は,ローランドのローズバンク蒸留所を復活させようとしています.

 

ポートエレンには巨大な製麦所(ポートエレン・モルティングス)が隣接しており,現在は製麦所のみが稼働中です.

 

今回のポートエレン1981 19年(Cask No. 1549)は,閉鎖になる直前の味を残していると思われます.

 

 

褐色

 

アロマ

リッチなスモーキー.古き良きシェリー.タンニン.ダークココア.複雑だが,どこか澄んでいる.屋外バーベキュー.

 

フレーバー

リッチ,フルーティ.タンニン.広がるふくよかなシェリー.あとから麦の甘み.

余韻は舌の上に残る.

 

評価

香りが実に素晴らしい.ピーティでヨード感もあるが甘く,複雑で心地よい.

良いものを飲んだという実感がある.

復活が楽しみだが,往年の味を裏切らないだろうか...!

 

★★★★★★★★★★ 10点.

 

 

その他の閉鎖した蒸留所のウイスキー

<ブローラ38年>

 

 

<ローズバンク12年(花と動物シリーズ)>