【レビュー】シグナトリー グレンタレット 1989 29年

 

 

 

今回は,麻屋商店さん(@asaya_chichibu)で購入した シグナトリー グレンタレット 1989 29年を飲みます.

 

左が今回のグレンタレット

 

グレンタレット蒸留所は,スコットランドの中南部,ホッシュにあります.

近くにはディーンストン蒸留所やタリバーディンがあります.

知名度が高いわけではありませんが,上質な酒質を保っている印象です.

 

シグナトリー社は,1988年創業のスコットランドのボトラーズです.

86proofコレクションや,ずんぐりしたボトルのカスクストレングスコレクションが代表的です.

シグナトリー社公式→ https://www.signatoryusa.com/

 

今回の シグナトリー グレンタレット 1989 29年は,シグナトリー社のカスクストレングスコレクションです.

ホグスヘッド樽で,カスクNo.は238,253ボトル中の240本目です.

1989年4月21日蒸留,2019年2月19日瓶詰,度数は44.7%です.

 

 

白っぽいイエロー

 

アロマ

トロピカルで熟成感のある香りが広がり,フルーツパウンドケーキ,ドライマンゴー.プラムのような酸味を伴うフルーティさが見え隠れする.

後ろから芯のある麦芽と香ばしい樽材,バニラが包む.ほんのり感じるピーティさが単調でなく引き締める.

 

フレーバー

熟成感のある舌ざわりから,トロピカルフルーツを種ごとかじった感じ.ジャムを塗ったフルーツパウンドケーキ.そこから苦みを伴い,麦芽のうまさが広がる.

何段にも変化し,乾いた木樽,麦.軽く干し草.

余韻は中程で,フルーツの種感が残る.

 

総括

とても楽しめる一本.

タレットらしい甘い香りと熟成のハーモニーが良い.

 

★★★★★★★★★★ 10.

 

 

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