【レビュー】グレンファークラス1997 ファミリーカスク winter2018

 

 

 

 

今回は,麻屋商店さん(@asaya_chichibu)の量り売りで購入した,グレンファークラス1997 ファミリーカスク winter2018 を飲みます.

麻屋商店さんの量り売りで出会えたボトルです.ありがとうございます.

 

 

 

グレンファークラス蒸留所は,スペイサイドの中央部よりやや南,バリンダルロッホにあります.

近くにはダルユーイン蒸留所や,クラガンモア蒸留所が建ちます.

家族経営が続けられる蒸留所で,25,000ℓと大きな直火焚きポットスチルを6基持っています.

 

今回のグレンファークラス1997 ファミリーカスク winter2018は,ファミリーカスクという同蒸留所のシリーズです.

ファミリーカスクは,1952年からのビンテージをシングルカスクでボトリングしたシリーズで,夏と冬にリリースがなされます.

今回は,2018年冬のリリースとして,1997年樽が選ばれています.

リフィルシェリーバット熟成のシングルカスクで,度数は57.1%です.

 

 

 

濃い琥珀色

 

アロマ

フルーティーで干しレーズンの入り口から,ふっくらしたパン,生パンのようなイースティさが広がります.

バタークリーム,オークの心地よさと合わさり,濃厚です.

干し草様のフローラルさもあり,加水で強くなります.

 

フレーバー

甘いレーズンの熟成感と,ウッディな樹皮,ビターさが混ざります.

余韻はスウィートかつビターでフローラル.やはりパンのような香ばしさがあります.ベッコウ飴の様な甘みが,非常に長く続きます.

 

総括

リフィルシェリーバットということもあり,シェリー感は少なめです.

しかしながら,グレンファークラス自体の酒質を楽しむことができ,おいしい一本です.

特にパンのようなイースティ感はクセになるものがあり,また帰ってきたくなる良さがあります.