ウイスキー・ドリーム (リヴァンス,2011) レビュー

『ウイスキー・ドリームーアイラ島のシングルモルトに賭けた男たち』(リヴァンス,2011)

 

とある仙台のバーのマスターからお勧めされました.

ブルックラディ蒸留所の復活までの道のりと,そこに尽力した男たちの物語です.

 

ブルックラディの復活

ブルックラディ蒸留所といえば,長らく休止していたところ,2004年に復活した蒸留所です.

 

マスター・ディスティラーのジム・マキュワンが有名ですが,本書はそれ以外にも復活劇の主役4人に光を当てています.

むしろジムは脇役なのでは?とも思ってしまいます.4人だったからこそ,復活できたのでしょう.

経営を行う者,財務に強い者,実行力を持つ者,ウイスキーを造れる者,

4人に共通するのは,ウイスキーをこよなく愛するということです.

その熱意が,蒸留所復活につながっていきます.

 

 

ブルックラディの未来

そして,蒸留所の未来にも触れられています.

隣のポートシャーロット蒸留所を復活させる試みや,様々な樽で熟成させる試み,様々な麦を使用する試み..

現在では既に達成されているものばかりです.それだけ実行力があり,自由にやっている,そんな蒸溜所であることが本書を読むことで納得できます.

 

 

まとめ

島民を大切に,アイラ島の人と生きる .熱意と共に自由にやっていく蒸留所が,ブルックラディです.

ウイスキーを復活させた男たちの物語は,いかがでしょうか.

 

 

おまけ

本書をお勧めしてくださったバーのマスターは,ブルックラディ大好き(らしいです).

私も本書を読み,順調にブルックラディの魅力に憑りつかれています.

次回うかがう際には,おいしいブルックラディを教わりたいです.

最近の気になるブルックラディと共に.

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