【レビュー】キングスバリー グレンロッシー1997 20年
今回は,麻屋商店さん(@asaya_chichibu)の量り売りで購入した,キングスバリー グレンロッシー1997 20年 を飲みます.
麻屋商店さんのおかげで出会えたボトルです.ありがとうございます.
グレンロッシー蒸留所は,スペイサイドの中北部,ロッシー川沿いにあります.
創業は1876年です.1860年のブレンド法改正から,1877年DCL社の結成までの間で,ちょうどウイスキー需要が高まっていた頃でしょうか.
オーナーはディアジオ社.原酒はディンブルやヘイグに使用されるようです.
キングスバリーは,スコットランドのアバディーンで創業したボトラーズです.
1989年にジャパンインポートシステムの田中克彦氏によって創業され,2012年に元スプリングバンク蒸留所のゴードン・ライト氏が代表となり,現在に至ります.
ボトラーズとして「ビンテージ」に重きを置いており,ボトルのラベルには蒸溜年がハッキリと書かれています.
今回のキングスバリー グレンロッシー1997 20年は,キングスバリーによるカスクストレングスシリーズで,1997年の蒸留です.度数は55.1%です.
色
ゴールデン
アロマ
バニラ,固い桃.熟してないトロピカルフルーツ.甘すぎないフルーティーさが奥深い.
シュガー揚げパン.ユーカリ.加水でよりフルーティーに.
フレーバー
モルティでフルーティー.スウィート.
余韻はモルトの風味.粉っぽさやビターさもあり複雑.オークの熟成感もやってくる.
総括
香りはスペイサイドだが,味はハイランドっぽい.
とてもおいしいが,キャラクターがわかりづらく,人には勧めにくい.
試しに飲んでみると面白い.
似たチャートを持つウイスキー
<ヘンプ&スパロー シークレットスペイサイドNo.2 1998>
こちらは更にフルーティーかつビター.