【レビュー】チーフタンズ アードベッグ1996 20年
今回は,麻屋商店さん(@asaya_chichibu)の量り売りで購入した,チーフタンズ アードベッグ1996 20年を飲みます.
麻屋商店さんの量り売りで出会えたボトルです.ありがとうございます.
アードベッグ蒸留所は,スコットランドのアイラ島南岸にあります.
1980年以降,操業と休止を繰り返し,LVMH社がオーナーとなった1997年以降,蒸留を本格的に再開しました.
ポットスチルは背の高いランタン型が2基.銅との接触が多いので,雑味が除去されています.
現在,生産量を倍にするべく,新たな生産棟を建造中だとか.
チーフタンズは,イアンマクロード社のボトラーズブランドです.
オフィシャルサイトでは,ウイスキー通向けのボトルコンセプトを謳っています.
今回のチーフタンズ アードベッグ1996 20年は,アードベッグ蒸留所がLVMH社となる直前の蒸留です.
バレル熟成で,カスクNo.は808/811,ボトルNo.は601です.
1996年3月蒸留,2016年7月瓶詰.度数は46.5%です.
色
輝く琥珀色
アロマ
ヨード.こんがりターキーレッグ.燻ったようなスモーク.ジューシーなキウイフルーツ.溶かしたキャラメル.
焼きジャガイモ.石.ほんのりと丸く甘みのあるバニラ.何層にも重なる熟成感.加水で丸くなる.
フレーバー
絹のような舌ざわりから,やわらかいフルーツ.甘い麦汁.底からピートスモーク.
余韻はピート.ヨード.燻したモルト.スウィート.
後味はスッとしたスモークが続く.
総括
フレーバーが秀逸で,まさに味がある一本.
強すぎないピートスモークと,フルーティ・モルティが絶妙なバランスで成り立っている.
似たチャートを持つウイスキー
8年ということで,こちらの方がピートが前面に出ており荒々しさがある.
ウッディさとトロピカルさが更に強くなった感じ.