【レビュー】シグナトリー カリラ1983 32年

 

 

 

今回は,麻屋商店さん(@asaya_chichibu)の量り売りで購入した,シグナトリー カリラ1983 32年を飲みます.

麻屋商店さんの量り売りで出会えたボトルです.ありがとうございます.

 

 

カリラ蒸留所は,アイラ島の北東部に位置します.

創業は1846年と,ブレンデッドウイスキーが生まれる7年前の立ち上げです.

ディアジオ社の所有で,1バッチは13トン,アイラ島で最大の生産能力650万ℓを誇ります.

 

シグナトリー社は,スコットランドの比較的若いボトラーズです.

ずんぐりしたボトルのカスクストレングスコレクションなどをリリースしています.

エドラダワー蒸留所のオーナーでもあります.

→シグナトリー社公式サイトへ

 

今回のシグナトリー カリラ1983 32年は,シグナトリー社のカスクストレングスコレクションです.

1983年は,ウイスキー不況の手前で,カリラ蒸留所が1974年に建て替えられた後の蒸留です.

ホグスヘッド樽熟成で,カスクNo.は5289,235ボトル中の174番です.

1983年11月8日蒸留,2016年2月4日瓶詰,度数は54.5%です.

 

 

 

琥珀色

 

アロマ

熟したトロピカルフルーツとピートスモークが丁度よく広がる.酸味のあるパイナップル.心地よいヨード香.チョコムース.コーヒーゼリー.なんとなくミネラル.

 

フレーバー

スウィートでフルーティー.すぐにまろやかなピートスモーク.ひとつまみの岩塩.

余韻はトロピカルフルーツの皮.厚いボディから渋味とピート.燻したモルティな香ばしさが広がる.

後味は長く,ほのかなピートスモークが焚火のように長く続く.

 

総括

度数54.5%でも,さすが32年,飲みやすい.

良いものを飲んだという実感がある.

一本持って,生涯ずっと飲んでいたい.

 

 

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