ウイスキーのおすすめ入門本3冊
3冊に絞れませんが,選んでみました.
ウイスキーは楽しい!絵で読むウイスキー教本
★ここが良い!
- 挿絵がいっぱいで,読んでて楽しい.
- 説明もしっかりしている.ウイスキーの歴史,作り方,飲み方,合わせる食材もわかる.身近に知りたい話題が豊富.
- これ一冊で,ウイスキーの具体的な銘柄以外はほぼわかる.
☆ここが微妙
- 若干高い(¥2,300+税).
- 具体的なボトル名はわからない.
- サイズがちょっと大きい.
2017年末に発売された本です.フランス語の翻訳.
若干お値段は張りますが、それをおいても素晴らしい挿絵です.ページをめくるだけで楽しいです.
そして説明もしっかりしています.訳者の方は良い仕事をされています.
特に、
- テイスティングの方法
- 人体へのアルコールの影響
- 二日酔いの予防と対処法
- ウイスキーに合わせる食材、つまみ
など,身近に知りたい話題が多い点が魅力です.
これを読めばウイスキーって難しくない!ひとつ飲んでみたい!と思えます.
微妙な点は,具体的なボトル名がわからないことです.これを読んでお店に行っても,どれがおすすめなのかよくわかりません.
加えて,本のサイズが大きめです.縦24 cm,横19 cmあります.新書が縦17 cm,横11 cmですから.新書の1.5倍くらいあります.本棚に入らないかもしれません.私は入らなかったので背表紙を下にして置いています.
ウイスキーのことを大まかに知りたい!読んでて楽しい本が良い!という方には,打ってつけの一冊です.
ウイスキー&シングルモルト完全ガイド
★ここが良い!
- ボトルの写真がいっぱい!なんと101銘柄.もはや図鑑です.各ウイスキーの説明付.
- ウイスキーの歴史,作り方,テイスティング方法まで一通り説明がある.
- 5つの蒸留所を写真付きで紹介.
- 古本で買えるので安い。500円くらい.
☆ここが微妙
- 2007年の本なので情報は古い.
- 古本屋かアマゾンで買えます.
ボトルの写真と説明を101種も並べた一冊.もはや図鑑です.眺めるだけで楽しい!
この本ではウイスキーの種類と銘柄を知ることができます.特に店頭に並ぶ銘柄はほとんど載っていますので,ウイスキーが身近に感じられるようになると思います.
また,まだまだ知らないお酒を眺め、飲んでみたいお酒を選ぶ楽しみができます.なお,巻末にチェック表がありますので,自分がどれを飲んだか記録できます.
古本で安く買える点も魅力です.
微妙な点としては,情報が古いことです.2007年の本ですから,ウイスキーブームでもないですし,今は新しい銘柄も増えています.
足りない部分はグーグルで補完しながら読むなど,工夫が必要です.
ウイスキーは日本の酒である.
★ここが良い!
- コンパクト・200ページほどで読みやすい.語り口も◎.
- 日本のウイスキーの歴史と作り方の特徴をコンパクトにまとめています.
- 筆者はサントリー勤務「世界一のブレンダー」.プロです.作り手の視点から語られる内容が魅力.
☆ここが微妙
- あくまで日本のウイスキー中心.他の地域は少なめ.
- 具体的な銘柄は少ない.
- 絵や写真は少なめ(それでも多い方だと思う).
最後は,ウイスキーを作り手の視点から知る一冊.
載っているのは “ウイスキーを10倍愉しむ方法”.新書クラスの200ページでコンパクト.サクッと読めます.
内容は
- 日本のウイスキーの作り方,歴史,他の国との違い
- 樽の重要性と熟成について
- ブレンドとはなんぞや
- 世界から見た日本のウイスキーの現状
です。
中でも樽とブレンドについては筆者の専門のため,熱く語られています.それに乗せられて一気に読んでしまいます.
微妙な点としては,日本以外の地域の記載が少ないことです.また,具体的な銘柄はあまり載っていません.
おわりに
さて,3冊いかがでしょうか.これを読んで,ウイスキーって面白そう!と思って頂けたら幸いです.
ぜひ本も片手に,ウイスキーを飲んでみてください.
まとめ
1. 『ウイスキーは楽しい!』本当に楽しい本.ひとつ飲んでみたくなる.
2. 『ウイスキー&シングルモルト完全ガイド』もはや図鑑.飲みたいウイスキーが選べる.
3. 『ウイスキーは日本の酒である』日本のウイスキーについてよくわかる.
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