【レビュー】レイクス スチールボネット（ブリティッシュブレンデッドモルト）
今回は，ウイスキーフェスにて，レイクス蒸留所のスチールボネットを飲みます．
レイクス蒸留所は，イギリス北西部の湖水地方に位置する蒸留所です．
湖水地方はピーターラビットの聖地として有名で，ナショナルトラストによって自然が保護されている土地でもあります．
レイクス蒸留所の創業は2014年．
仕込み水はダーウェント川の水です．
ノンピート麦芽で仕込み，軽くフルーティな酒質を目指しています．
樽はバーボン，オロロソシェリー，ポート，カリフォルニアンワインなど，様々に用いています．
スチールボネットとは
今回のスチールボネットは，イングランドとスコットランドのモルト原酒をブレンドした，世界初の「ブリティッシュブレンデッドモルトウイスキー」です．
名前の由来は，13～17世紀のイングランドとスコットランドの戦争で，国境付近（ボーダー）にいた人々から来ています．
彼らはどちらの国でもなく，ボーダーの人々でした．
ボーダーの人々は，家族や血縁を守るために戦い，そのとき鉄のヘルメット（＝スチールボネット）をしていました．
スチールボネットの銘柄の由来はこれをリスペクトし，「イングランドとスコットランドをつなぐ家族のモルト」として，名づけられました．
まさにブリティッシュモルトです．
色
琥珀色
アロマ
スモーキーでフルーティ．麦ジュース．ベッコウ飴のような香りも．少し焦げ臭．
フレーバー
麦．ビターチョコ．苦みも少しある．47度とは思えない飲みやすさ．
余韻は麦の香味．
評価
麦の香りが開く中に，スモーキーさやフルーティさが見え隠れする．
チャレンジングだがまとまっており，飲みやすい．
今後の期待がますます高まるモルト．
★★★★★★★★☆☆ 8点．
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