【レビュー】余市 ウッディ&バニラ(余市蒸溜所限定)

 

 

 

今回は,余市ウッディ&バニラを飲みます.

 

 

 

余市蒸溜所は,北海道余市郡にあります.

昔はニシン漁で栄えた町で,リンゴ栽培なども行っていました.

1934年に竹鶴政孝が蒸留所を建設し,2019年で85年になります.

 

今回の余市ウッディ&バニラは,余市蒸溜所の限定品です.

余市で造っている原酒のタイプから,ウッディかつバニラなフレーバーのものを瓶詰めしています.

180ml瓶で,度数は55%です.

 

 

琥珀色

 

アロマ

若いバニラ.ふわふわの麦パン.奥からしっとりと立ちあがるピートがアクセント.ラグハウス.木材置き場.バーボンぽさ.

ほんのりアルコールの刺激があり,残香はウッディでピーティ.

 

フレーバー

ウッディで樽感.苦みを伴う渋味.その後はクリーミーでバニラアイス.古い小屋.

余韻は中程で,バニラアイス感が広がる.

 

評価

これだけでは販売しにくいであろうバランスの悪さが,逆に面白い.

こんな尖った原酒が,余市の個性を支えているのだろう.

ブレンドの妙技に感嘆する.

 

★★★★★★★★☆☆ 8点.

 

似たチャートを持つウイスキー

<シングルモルトあかし5年 バーボンバレル>

 

<ポートシャーロット10年>